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電子自治体構築・運用プロセスの成熟度評価モデル | AITOP
  • 申込要領

書籍


電子自治体構築・運用プロセスの成熟度評価モデル


コード EX.038
刊行日 2006年4月10日
体裁 B5判、218頁
価格関連備考 価格:47,600円(税別)
発行 株式会社トリケップス
問い合わせ (有)アイトップ
TEL:0465-20-5467 E-mail:ktl@r4.dion.ne.jp
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執筆者
脇谷 直子 広島修道大学大学院 経済科学研究科 経済情報専攻 (元 広島県呉市職員)

内容項目


 本書は、現在、我が国の政府および地方公共団体が共同して取り組みを展開している「電子政府・電子自治体構築」や、将来、直面する「電子政府・電子自治体運用」に関わる問題を、行政施策のあるべき姿から分析し、各行政機関における取り組み状況を「どのように評価すべきか」を、ISO/IEC15504の枠組みを参考に体系化したものであると位置づけられる。電子政府・電子自治体構築と運用に関わる評価法の研究は、従来、施策の実施結果である成果のみを相対評価するベンチマーク方式が一般的であり、施策実施における将来のリスクを客観的に評価するためには、行政評価や行政監査に代表される個別の施策評価方法を応用することが必要であった。個別の施策評価には、高度に専門的な知識と、長期にわたる調査が必要となるため、実施における簡便性の問題があった。
 本書は、そのような現実的な問題に、より経済合理性の高い、プロセス成熟度評価によるリスク総合評価の方法を応用し、専門的な知識が十分でない場合でも、再現性が高く、妥当な評価結果を得られる、標準的な重要質問項目の枠組みを設定する一般性の高い手法を提案している点で、従来にない、新しい方法を提案し、その評価方法が適切な問題指摘につながることを、アンケート調査や、公表資料とヒアリングによる事例調査で示した。このことは、一般の企業等におけるIT戦略の展開に関する分析・評価にも応用可能であり、社会的に見ても一般性の高い研究成果である。

広島市立大学 情報科学部 教授 大場 充


第1章 はじめに
 1.背景と目的
 2.電子政府・電子自治体の定義
 3.海外における電子政府・電子自治体構築の動向
 4.e-Japan戦略およびe-Japan戦略Ⅱ
 5.本書の構成

第2章 電子自治体構築の課題と運用の発展過程
 1.電子自治体構築のあるべき姿
 2.先進自治体における電子自治体構築の実態
 3.電子自治体運用における課題
 4.電子自治体と電子民主主義
 5.総務省による関連調査の概要

第3章 プロセス成熟度の定義と評価法
 1.プロセスの定義
 2.プロセスの重要性
 3.プロセス成熟度
 4.プロセス成熟度評価とCMM
 5.プロセスの継続的改善とプロセス成熟度評価

第4章 電子自治体構築・運用プロセスの成熟度評価モデル
 1.電子政府・電子自治体の構築・運用プロセス成熟度評価の目的・範囲・意義
 2.電子政府・電子自治体の構築・運用プロセスモデル
 3.電子政府・電子自治体の構築・運用プロセス成熟度モデル

第5章 電子自治体構築・運用プロセスの成熟度評価のための調査分析法
 1.電子政府・電子自治体の構築・運用プロセスのカテゴリと進展度
 2.電子政府・電子自治体の構築・運用プロセス成熟度と進展度
 3.電子政府・電子自治体の構築・運用プロセス成熟度評価と重要質問
 4.電子政府・電子自治体の構築・運用プロセス成熟度調査データの分析と評価

第6章 中国地方の自治体における電子自治体構築・運用プロセス実態調査
 1.中国地方の自治体における電子自治体構築・運用プロセス実態調査の概要
 2.中国地方の自治体における電子自治体構築・運用プロセス実態調査の設計
 3.調査結果
 4.調査結果の分析
 5.中国地方の自治体における電子自治体構築・運用プロセスのリスクと問題点

第7章 モデルの検証と考察
 1.先進自治体における電子自治体構築プロセス事例(事例研究)
 2.電子自治体構築・運用プロセスの成熟度評価モデルの妥当性
 3.電子自治体構築・運用プロセス成熟度評価のための調査項目の妥当性
 4.電子自治体の実態と今後の課題

第8章 おわりに