畠山　賢一　姫路工業大学 工学部 電子工学科 助教授

内容項目

第1章　基礎事項の整理とベクトル演算
　1　諸量と単位
　　1.1　発生源に関する量と場の量
　　1.2　SI（国際単位系）単位と普遍定数
　　1.3　電磁波のスペクトル
　2　ベクトルの演算
　　2.1　ベクトルの和と積
　　2.2　ベクトル関数を含む積分
　　2.3　スカラー関数の勾配
　　2.4　ベクトル関数の発散、発散定理
　　2.5　ベクトル場の回転
　　2.6　ストークスの定理
　　2.7　その他の重要な関係式
　　2.8　ベクトル演算のまとめ

第2章　静電界、静磁界
　1　静電界
　　1.1　静電界の発生
　　1.2　クーロンの法則と電界
　　1.3　ガウスの法則の適用例
　　1.4　電位
　2　静電界中に置かれた導体、誘電体
　　2.1　静電界中の導体
　　2.2　静電界中の誘電体
　　2.3　静電容量と誘電率
　　2.4　静電遮蔽
　3　静磁界
　　3.1　静磁界の発生
　　3.2　静磁界中の磁性体
　　3.3　静磁界遮蔽
　4　静電界、静磁界からの高周波電磁界へのつなぎ
　　4.1　ファラデイの電磁誘導の法則
　　4.2　インダクタンスと透磁率
　　4.3　電流、変位電流

第3章　マクスウエル方程式
　1　ファラデイの電磁誘導の法則、変位電流を含むアンペアの法則
　2　マクスウエル方程式
　3　境界条件
　4　波動方程式

第4章　誘電体、磁性体、混合材
　1　誘電体
　　1.1　分極
　　1.2　誘電率の周波数特性
　　1.3　各種の誘電体材料
　2　磁性体
　　2.1　分極
　　2.2　透磁率の周波数特性
　　2.3　反磁界
　　2.4　各種の磁性材料
　3　混合材

第5章　平面波の伝搬
　1　無損失媒質中の伝搬
　2　損失媒質中の伝搬
　3　電力の流れ
　4　波の重ね合わせ
　5　空間定在波
　6　異媒質への入射
　　6.1　垂直入射
　　6.2　有限の厚みの媒質での反射と透過
　　6.3　斜入射
　　6.4　偏波
　　6.5　電波の窓

第6章　伝送線路
　1　伝送線路方程式
　　1.1　伝搬定数と特性インピーダンス
　　1.2　線路方程式
　　1.3　無損失線路
　　1.4　損失のある線路
　2　伝送線路のグラフ解放
　　2.1　反射係数と入力インピーダンス
　　2.2　反射係数チャートとインピーダンスチャート
　3　伝送線路の伝搬と空間の伝搬
　　3.1　多層媒質への入射
　　3.2　薄い導電材層、磁性材層の等価回路

第7章　導波管と空洞共振器
　1　導波管内の電磁波の伝わり方
　2　同軸管内のモード
　3　矩形導波管内のモード
　　3.1　TEモード
　　3.2　TMモード
　　3.3　遮蔽状態とその遮蔽への応用
　4　空洞共振器
　　4.1　空洞共振器のモード

第8章　電磁波の遮蔽と吸収
　1　電磁波の遮蔽
　　1.1　種々の遮蔽手法
　　1.2　遮蔽材料
　　1.3　遮蔽特性の測定法
　2　電磁波の吸収
　　2.1　種々の電波吸収体
　　2.2　吸収量の斜め入射特性
　　2.3　吸収特性の測定法
　　2.4　コア材料の吸収特性
　3　電波暗室
　4　誘電率、透磁率の測定法

第9章　電磁波の受信と送信
　1　電界、磁界のプローブ
　2　各種のアンテナ
　　2.1　球面波
　　2.2　開口アンテナ
　　2.3　線状アンテナ