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抗体医薬品における規格試験法・製造と承認申請 | AITOP
  • 申込要領

書籍


抗体医薬品における規格試験法・製造と承認申請


~規格試験・申請・培養・精製・不純物除去・特性解析~

★規格試験法/承認申請/不純物の除去能評価・ウイルスクリアランス試験方法について!!
★抗体医薬品の製造がわかる!アップストリーム~ダウンストリームまでの実際と留意点!

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書籍番号 P034(抗体医薬品)
Cコード C3047
発刊日 2009年3月24日
ISBN 978-4-903413-62-4
体裁 B5判上製本 151頁
価格(税込) 59,400円 ( S&T会員価格 56,430円 )
定価:本体55,000円+税4,400円
会員:本体52,250円+税4,180円

アカデミー割引価格41,580円
発行 サイエンス&テクノロジー
問い合わせ (有)アイトップ
TEL:0465-20-5467 E-mail:ktl@r4.dion.ne.jp
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著者
勝村 泰彦    旭硝子(株)
福澤 時秀    GEヘルスケアバイオサイエンス(株)
今野 由信    協和発酵キリン(株)
内田 和久    協和発酵キリン(株)
阿部 聡     (株)中外医科学研究所
岡村 元義    (株)ファーマトリエ
村上 聖     (株)日立プラントテクノロジー
難波 勝     (株)日立製作所
稲川 淳一    GEヘルスケアバイオサイエンス(株)
川崎 ナナ    国立医薬品食品衛生研究所
石井 明子    国立医薬品食品衛生研究所
山口 照英    国立医薬品食品衛生研究所
荒戸 照世    (独)医薬品医療機器総合機構
川上 浩司    京都大学大学院(元 FDA審査官)

趣旨
 抗体医薬品の歴史は古く,1993年に改正された生物学的製剤基準には既に20種類もの抗体医薬品が収載されている。

 現在公表されているバイオ医薬品の開発パイプラインにも、様々なモノクローナル抗体が並んでおり、今後もこのような開発動向が続くものと予想される。抗体医薬品の開発においては、他の遺伝子組換えタンパク質性医薬品と同様に、構造、並びに物理的化学的性質及び生物学的免疫学的性質などの品質特性に関する十分な解析が不可欠である。構造及び品質特性解析を実施する目的の一つは、有効性・安全性を担保するための規格および試験方法に必要な事項を明らかにすることであり、構造及び品質特性解析に使用したロットと臨床及び非臨床試験に用いたロットとの関係を明確にすることが重要である。

 1997年FDAは、モノクローナル抗体とDNA組換え医薬品の品質管理に関する指針(1995年)を補完するものとして、モノクローナル抗体医薬品のPTCを発出しているEMEAも、1994年に公表したモノクローナル抗体医薬品に関するガイドラインの改訂作業を進め、2008年に新しいガイドラインを公表した。我が国においても、抗体医薬品の品質に関するガイドラインの整備を求める声が高まっており、抗体医薬品の構造及び品質特性解析に関する基本的要件を明確する必要があるだろう。〈第10章 /川崎ナナ より抜粋〉
送料 当社負担(国内)

目次

第1章 細胞株構築から培養工程までの実際と留意点 
 はじめに 
 1. 抗体の作製方法 
 2. 抗体の製造方法 
  2.1 抗体の発現系 
  2.2 動物細胞を利用した抗体産生 
  2.3 培養上清と細胞の分離 
  2.4 培養プロセス設計 
 3. セルバンクシステム 
  3.1 MCBとWCB 
  3.2 セルバンクの管理方法 
  3.3 セルバンク試験 
  3.4 カルタヘナ法 
 4. バイオセーフティー 
  4.1 ウイルス否定 
  4.2 CAL試験 
 5. 高発現プロセスの構築 
  5.1 培養方法の選択 
  5.2 培地 
  5.3 培養工程検査 

第2章 細胞分離から精製工程の実際と留意点 
 はじめに 
 1. 抗体医薬品の製造プロセス 
  1.1 培養プロセス 
  1.2 精製プロセス 
   1.2.1 細胞除去、清澄化工程 
   1.2.2 クロマトグラフィー工程 
  1.3 プラットホームアプローチ 
 2. クロマトグラフィーのバリデーション 
  2.1 カラムの洗浄バリデーション 
  2.2 クロマトグラフィー担体のライフタイム 
  2.3 カラムの品質管理と劣化検証 
 おわりに 

第3章 品質管理、規制の視点からみた培養工程と留意点  
 はじめに 
 1. 培養工程の品質留意点 
  1.1 品質に関するICHガイドライン 
  1.2 品質 
  1.3 製法、抗体構造による不純物、不均一因子 
 2. 細胞生産株と管理 
  2.1 細胞 
  2.2 遺伝子導入と選抜 
  2.3 セルバンクの製造と管理 
 3. 培養工程 
  3.1 拡大培養工程 
  3.2 生産培養工程 
   3.2.1 生産培養方法 
   3.2.2 培養スケール 
   3.2.3 パラメータ 
  3.3 高発現培養方法 
 4. 細胞分離工程 
 おわりに 

第4章 品質管理、規制の視点からみた精製工程と留意点  
 はじめに 
 1. 抗体医薬の現状 
  1.1 上市された抗体医薬とその製造工程の概略 
  1.2 抗体医薬製造の全体的な流れ 
 2. 標準的な抗体精製プロセス 
  2.1 標準的な抗体精製プロセスの構成 
  2.2 培養工程との関連 
  2.3 第一クロマト工程(Captureクロマト工程) 
  2.4 ウイルス不活化工程とウイルス除去工程 
  2.5 第二クロマトグラフィー工程(Purificationクロマト工程) 
  2.6 第三クロマトグラフィー工程(Polishing クロマト工程 ) 
  2.7 UF工程(製剤工程との関連) 
 3. 精製プロセスに関連する課題 
  3.1 工程分析と特性解析、規格分析 
  3.2 POC取得を目指した初期開発と商業生産を目指した後期開発の違いについて 
  3.3 培養工程と精製工程のバランス 
  3.4 関連するガイドラインに関して 
  3.5 品質を維持するために必要なGMP設備 
  3.6 精製に関する最近の話題 
   3.6.1 抗体のTwo step 精製プロセス 
   3.6.2 装置、機材のディスポーザブル化 
   3.6.3 Process CharacterizationとProcess Validation:及びDesign spaceとPATの関係 
 おわりに 

第5章 製法変更と品質の再評価   
 1. 抗体医薬品に求められる品質 
 2. 品質は製造工程にて決まる 
 3. プロセスバリデーション 
 4. 持続的生産を妨げる要因 
 5. 製法変更の具体的な例 
  5.1 設備増強 
  5.2 スケールアップ 
  5.3 サイトチェンジ 
  5.4 その他の製法変更 
 6. コンパラビリティー 
 7. 品質の再評価 

第6章 不純物の除去能評価とウイルスクリアランス試験  
 1. 抗体医薬品の不純物 
 2. 不純物のリスクアセスメント 
 3. リスクに応じた対応策と評価方針 
 4. 製造工程の特性解析 
  4.1 主要除去工程 
  4.2 溶出プロファイル 
  4.3 頑健性とワーストケース 
 5. 不純物各論 
  5.1 DNA 
  5.2 増殖因子 
  5.3 プロテインA 
  5.4 細胞由来たん白質 
 6. ウイルスクリアランス試験 

第7章 洗浄バリデーションとディスポーザブル製品活用の留意点 
 1. タンパク質性原薬製造設備における洗浄バリデーションの意義 
  1.1 品質に影響を与える残留物質 
  1.2 洗浄評価の対象となる工程、設備 
  1.3 洗浄評価を行うべきステージとそのレベル 
  1.4 洗浄バリデーションの意義と評価結果の示し方 
 2. 洗浄バリデーションを実施する上で留意すべきこと 
  2.1 プロセス洗浄の特殊性 
  2.2 検出感度か検出特異性か? 
  2.3 合成医薬品の規制とバイオ医薬品の規制の違い 
 3. バイオ医薬品製造設備における洗浄バリデーションの実際 
  3.1 洗浄バリデーションの設計と計画 
  3.2 洗浄バリデーションの実施 
  3.3 洗浄法、洗浄剤の選択と留意点 
  3.4 サンプリング法の選択と留意点 
  3.5 検出指標の選択と留意点 
  3.6 許容限度値の設定根拠 
  3.7 バイオプロセス洗浄評価における10ppm基準の妥当性について 
  3.8 洗浄性評価の実例 
 4. ディスポーザブル製品活用の意義 
 5. ディスポーザブル製品の課題 

第8章 抗体医薬品の大量生産における問題点と最新技術 
 はじめに 
 1. 大容量細胞培養における問題点と品質管理 
 2. 細胞培養におけるガス交換の重要性 
 3. 培養槽のモデル化とCFD解析 
 4. 細胞増殖の動的解析 
 おわりに 

第9章 抗体医薬品の分離精製と最新の技術 
 はじめに 
 1. 抗体医薬品の精製戦略(Strategy) 
 2. クロマトグラフィー担体の最近技術 
  2.1 優れた流速特性を持つ担体(CaptoTM、MabSelectTM) 
  2.2 洗浄性に優れたProtein A担体 
  2.3 抗体精製ステップ削減による効率化 
  2.4 プロセス開発の効率化 
 3. 生産効率を考慮したクロマトグラフィーカラムおよびシステム 
  3.1 自動充填カラム 
  3.2 自動制御クロマトグラフィーシステム 
 4. 今後の抗体医薬品製造における傾向 
  4.1 プレパックカラム 
  4.2 滅菌済みメンブレン 
  4.3 接液チューブの交換可能な精製システム 
 おわりに 

第10章 抗体医薬品の構造その他の特性の解明  
 はじめに 
 1. 構 造 
  1.1 アミノ酸組成及びアミノ酸配列 
   1.1.1 アミノ酸組成及びエドマン分析 
   1.1.2 N末端及びC末端アミノ酸,及びN末端及びC末端アミノ酸配列 
   1.1.3 ペプチドマップ 
  1.2 スルフヒドリル基,及びジスルフィド結合 
  1.3 糖鎖 
   1.3.1 単糖組成分析 
   1.3.2 オリゴ糖分析 
   1.3.3 糖ペプチド分析 
  1.4 人為的修飾(放射性同位体・細胞傷害作用をもつ化合物,PEG結合等) 
 2. 物理的化学的性質 
  2.1 質量スペクトル 
  2.2 電気泳動パターン 
  2.3 液体クロマトグラフィーパターン 
   2.3.1 サイズ排除クロマトグラフィー 
   2.3.2 イオン交換クロマトグラフィー 
   2.3.3 疎水性クロマトグラフィー 
 3. 生物学的・免疫学的性質 
  3.1 結合性試験 
   3.1.1 ELISA(Enzyme-Linked Immunosorbent Assay) 
    3.1.1.1 競合法ELISA 
    3.1.1.2 非競合法ELISA 
   3.1.2 表面プラズモン共鳴(Surface Plasmon Resonance:SPR)解析 
   3.1.3 抗原発現細胞を用いた結合特性評価 
  3.2 培養細胞等を用いた機能評価試験 
   3.2.1 中和活性試験 
   3.2.2 抗体依存性細胞性細胞傷害(ADCC)活性 
   3.2.3 補体依存性細胞傷害(CDC)活性 
 おわりに 

第11章 抗体医薬品における規格試験と承認審査・申請の留意点 
第1節 抗体医薬品における規格試験と承認審査・申請の留意点 
 1. 日本における抗体医薬品の承認の現状 
  1.1 モノクローナル抗体医薬品の分類と作用機序 
  1.2 日本におけるガイドライン 
  1.3 モノクローナル抗体医薬品の承認状況 
 2. 規格及び試験方法 
  2.1 規格及び試験方法とは 
  2.2 規格及び試験方法設定の考え方 
   2.2.1 不均一性 
   2.2.2 不純物 
   2.2.3 生物活性 
第2節 FDAにおける抗体医薬品等生物製剤の評価の考え方と実際 
 1. 生物製剤の開発におけるIND審査の手続きの実際 
 はじめに 
  1.1 Pre-IND制度 
  1.2 IND申請 
  1.3 指摘事項への対応 
  1.4 各種amendmentについて 
 2. 生物製剤の規格設定と検査方法 
  2.1 抗体医薬 
  2.2 遺伝子医薬・核酸医薬 
  2.3 細胞医薬 
  2.4 癌ワクチン 
  2.5 生物製剤のCMCのまとめ 
 3. 生物製剤の非臨床試験の考え方 
 4. 生物製剤の承認申請 
  4.1 生物製剤の承認申請の考え方 
  4.2 生物製剤の承認とRiskMAP