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スリッター・巻取り技術 | AITOP
  • 申込要領

書籍


スリッター・巻取り技術


~フィルム・シート等、ウェブの正しいスリッティング、巻出・巻取、テンション制御~

フィルム・シートや紙、金属箔など、さまざまなウェブのスリッティング技術と巻取り技術、制御技術!
きれいに切る!きれいに巻く! 製造プロセスの生産向上に欠かせない1冊。

数量限定で増刷しました(2013.7.30)

書籍番号 A060(スリッター・巻取り技術)
Cコード C3058
発刊日 2010年6月28日
ISBN 978-4-903413-94-5
体裁 B5判並製本 189頁
価格(税込) 54,000円 ( S&T会員価格 51,300円 )
定価:本体50,000円+税4,000円
会員:本体47,500円+税3,800円

アカデミー割引価格37,800円
発行 サイエンス&テクノロジー
問い合わせ (有)アイトップ
TEL:0465-20-5467 E-mail:ktl@r4.dion.ne.jp
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著者
 中村隆 (株)小野工業 コンサルティング

【略歴】
 1967年 九州工業大学 卒業
 1967年 (株)西村製作所 入社
 1983年 同 技術部長
 1985年 同 取締役 技術部長
 1988年 同 取締役 管理本部長
 1990年 同 取締役 技術部長
 1992年 同 取締役 サービス事業部長
 1994年 同 取締役 技術本部長
 2000年 同 取締役 営業・技術統括部長/営業本部長
 2004年 同 取締役 営業技術部長
 2005年 同 顧問
 2006年 (株)ワイ・イー・データ マーキングシステム事業部 テクニカルアドバイザー
 2007年 (株)小野工業 コンサルティング
 現在に至る
趣旨
(はじめにより) 
 被切断材料としては鉄、非鉄金属、紙、布、フィルム、複合フィルム等があり、スリット幅は0.15mmから数メートルまであり、その範囲は非常に広く用途によっては多種の機構の機械が生産されている。一般にスリット作業をする機械・装置は、材料を巻戻しながら、スリットして巻取る作業のみではなく、原反の供給、製品の取り出し包装、出荷準備までの一連の作業が含まれる。 

 今日、消費者ニーズの多様化と新素材等の開発によりスリット対象素材の仕様は複雑多岐にわたり、多様化に対応したスリッターが必要となってきている。 
 スリッター(Slitter or Roll Slitter & Rewinding Machine)とは、紙、フィルム等の広幅帯状の材料(連続したシート状の長尺巻物、通称原反)(長尺ウェツブ)を巻戻しながら、小幅多条に縦方向に連続して切断(slitting)し、巻取るロール加工機械である。 

 一方、最終製品の仕上げ行程となるスリッターは、汎用機、専用機、手動機、自動機が製造され稼働しているが、高能率で省人化、自動化が必要条件となっている。 
 メカトロ技術の発展とCPUと高速通信ネットワークにより多機能となり、マンマシンインターフェース(MMI)の構築はもとより、FA化とCIM化を容易としている。又、生産条件の早期確定、運転条件の記録、品質管理、伝票管理、メンテナンス情報等のデータマネージメントシステム(D・M・S)を確立している。 

 スリッターは、その基本構成は単純であるが、多種の材料と仕上がり製品に対する要求仕様の多様化に対応する為、種々の要素と装置があるのでその代表的な要素技術と装置の使用方法等を紹介する。
送料 当社負担(国内)

目次

1.はじめに 

2.スリッターの分類 

3.スリッターの基本構成 

4.各部の作用及び機構 
 4.1 巻出部(巻戻部)[Uncoiler, Unwinder](ペイオフリール) 
  4.1.1 巻出装置 
  4.1.2 傾き調節ローラ(前後調節) 
  4.1.3 オシュレーション装置 
  4.1.4 追従巻出及び追従ローラ装置 
  4.1.5 接合装置 
  4.1.6 ピールオフローラ 
  4.1.7 EPC(LFC)装置 
  4.1.8 静電除去装置 
  4.1.9 巻出張力制御方法 
     a) ダイヤテンション式 
     b) ダンサーローラ式 
     c) フィードバック式 
     d) 電動機式 
     e) 2モータ式 
  4.1.10 ブレーキの選定 
 4.2 スリット前ガイドローラ(ブライドルローラ) 
  4.2.1 ブレーキローラ 
  4.2.2 スプレッターバー(キャメルバック) 
  4.2.3 エキスパンダーローラ(スイミングローラ、バリボウローラ) 
  4.2.4 ローラブレーキ 
  4.2.5 ニップローラ 
  4.2.6 Sラップローラ 
  4.2.7 溝付ローラ 
  4.2.8 レベラーローラ 
  4.2.9 サクションローラ 
  4.2.10 ジャケットローラ 
 4.3 スリッター部 
  4.3.1 シャーカット(Shear cut) 
     a) 矩形刃 
     b) 片凌ぎ刃 
  4.3.2 レザーカット(剃刃切り) 
  4.3.3 スコアーカット(押シ切リ) 
  4.3.4 ヒートカット 
  4.3.5 その他の特殊切断 
  4.3.6 スーパーカット(特殊シャー) 
  4.3.7 テリトリー式刃物NC制御 
 4.4 スリッター後のガイドローラ部 
  4.4.1 ローラの基本 
  4.4.2 ローラの表面材質及び形状 
     a) メッキ仕上げローラ 
     b) ゴム被覆ローラ 
     c) 形状について 
  4.4.3 ローラ系の動力 
  4.4.4 各個フリクションローラ 
 4.5 スリッター及びローラ部に取付の装置 
  4.5.1 コロナ表面処理装置 
  4.5.2 静電気除去装置 
  4.5.3 ローラクリーニング装置 
     a) 表面金属ローラ用 
     b) ゴムローラ用 
  4.5.4 製品クリーニング装置 
 4.6 巻取部 
  4.6.1 巻取張力の特性 
  4.6.2 巻取駆動方式 
     a) 中心駆動 
      a-1) 電動機駆動と選定 
      a-2) AC・DCモータの回転数制御 
      a-3) AC・DCモータのトルク制御 
      a-4) DC・ACモータ比較 
      a-5) トルクモータ 
      a-6) フリクションクラッチ 
      a-7) ディファレンシャル駆動 
     b) 表面接触駆動 
     c) 表面駆動 
     d) 表面・中心併用駆動 
  4.6.3 巻取接圧方式及び制御 
     a) 消極移動による接圧制御 
     b) 積極移動による接圧制御 
  4.6.4 巻取の方法(軸数及びコアー支持) 

5.耳処理方法
 5.1 スクラップワインダー(エッジワインダー) 
   a) レコード巻取 
   b) トラバース巻取 
 5.2 空送方式 
   a) 送風機式 
   b) エジェクター式 
 5.3 ボーラー及びチェッパー 

6.巻取製品の品質評価と検査 
 a) 速度 
 b) 張力 
 c) 接圧力 
 6.1 製品の巻固さと硬度計 
  6.1.1 巻固さ 
  6.1.2 硬度計 
 6.2 製品の形状検査と発生要因 
  6.2.1 巻姿(側面、端面) 
     a) 迷い巻 
     b) うつり巻 
     c) 縞模様 
     d) 層乱れ 
     e) ふちとり不良 
     f) バリ 
     g) タイコ巻 
  6.2.2 巻姿(表層部、外周) 
     a) ツブ 
     b) くぼみ 
     c) ヘリ高 
     d) 巻締まり 
  6.2.3 表層部及び中層部の表面 
     a) 締め型シワ 
     b) 縦シワ 
     c) スダレ(巻ジマリ) 
     d) 芯うつり 
     e) かき傷(スリ傷) 
     f) 汚れ 
 6.3 製品の縞模様(年輪) 
   a) 発生要因 
   b) 縞模様についての考察	
 6.4 巻取長さと製品重量 
   a) 巻取長さと巻取要時間 
   b) 製品重量等の表示 
   c) 巻取製品長さの検証 
 6.5 材料の厚さ(箔、板、薄物、厚物 等) 
 6.6 コアー、紙管について 

7.油空圧機器について 

8.潤滑について  

9.クリーンルーム(JIS B9920)  

10.機械の振動について(JIS B0906)(ISO-10816-1)  

11.電気・メカトロニクス   
 11.1 機械系と電気系の相似性(アナロジ) 
 11.2 基本回路 
 11.3 直流回路の過渡現象 
 11.4 交流回路のRLC直列回路の過渡現象 
 11.5 基本電子アナログ回路 
 11.6 アナログ集積回路 
 11.7 ディジタル回路 
 11.8 制御系の動作 

12.システム  
 12.1 計測 
 12.2 制御 
  12.2.1 オンオフ制御 
  12.2.2 サーボ機構 
     a) 油圧サーボバルブ 
     b) 電油サーボバルブ 
     c) 電気サーボ 
  12.2.3 スリッターの張力のバランス 
     a) 相似制御 
     b) ローラブレーキ 
  12.2.4 ローラ群の同期制御 
     a) 速度に関する同期 
     b) 位置に関する同期 
  12.2.5 偏芯吸収ローラ 
 12.3 管理 

13.高調波ガイドライン  

14.安全規格(製造物製造責任)(PL法) 

15.SI単位(国際単位)(JIS Z8203)  
 
16.設備計画  
 16.1 製品仕様 
 16.2 機械(機構)仕様 
 16.3 操作、作業仕様

17.保守点検とトラブル  
 17.1 機械系 
 17.2 空油圧系 
 17.3 電気 
 17.4 定期点検及び定期修理 

<付設>  
〔1〕 EPC装置 
 〔1.1〕 EPCの基本的3方式 
 〔1.2〕 EPCの原理について(巻戻し方式) 
  〔1.2.1〕 検出器(センサ) 
  〔1.2.2〕 調節器および制御アンプ 
  〔1.2.3〕 アクチュエータ 
  〔1.2.4〕 操作盤 
 〔1.3〕 EPC(LFC)装置の精度と追従性 
 〔1.4〕 プロセスの特性 
 〔1.5〕 ゲインの考え方(速度と巻径) 
 〔1.6〕 アナログ制御とデジタル制御 
 〔1.7〕 中間ガイドローラ方式 
  〔1.7.1〕 センタピボット方式ガイドローラ機構 
  〔1.7.2〕 エンドピボット方式 
  〔1.7.3〕 ガイドローラ機構の前後ローラスパンの決定方法 
  〔1.7.4〕 検出器の設置位置について 
  〔1.7.5〕 制御方法の選択基準 
  〔1.7.6〕 ローラの材質,表面形状とローラ上の滑りについて 
  〔1.7.7〕 ローラの軸受けの方法 
 〔1.8〕 巻取り方式 
  〔1.8.1〕 制御説明 
〔2〕 カウンターの一覧 
〔3〕 ゴムの記号と名称・紙の寸法 
〔4〕 フィルムの種類と特性 
〔5〕 各種計算式 
〔6〕 紙の分類 
〔7〕 ディファレンシャル 
〔8〕 鉄・非鉄金属 
〔9〕 刃物径の選定 
〔10〕 Al、Cuの薄物軟質切断に関して