発刊日 | 2006年7月7日 |
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定価 | 本体20,600円+税 |
頁数 | 188頁 |
造本 | B5 |
ISBN | ISBN4-86043-130-8 |
発行 | (株)エヌ・ティー・エス |
問い合わせ |
(有)アイトップ TEL:0465-20-5467 E-mail:ktl@r4.dion.ne.jp フォームでのお問い合わせはこちら |
監修 |
序文 岡田 茜 (豊田中央研究所) |
編集委員 |
岡田 茜 株式会社豊田中央研究所 材料分野 統括室 主監 川口春馬 慶應義塾大学 理工学部 応用化学科 教授 吉永耕二 九州工業大学 工学部物質工学科 応用化学教室 教授 竹岡敬和 名古屋大学大学院 工学研究科 物質制御工学科 助教授 石橋秀夫 日本ペイント株式会社 ファインプロダクツ事業部 開発部 主任研究員 |
趣旨 |
【本書の特徴】 高分子工業で広く応用されてきたポリマー微粒子は、コア・シェル化や金属ナノ粒子とのハイブリッドにより高機能化・高付加価値化が図られつつある。それらの応用展開と可能性について最新の動向を解説する。 ※ 高分子学会主催「ポリマーフロンティア21 微粒子合成の新たな流れと応用展開」セミナー(2006年1月)を編集。 |
書籍・DVDの内容
ナノ微粒子合成とフォトニクスへの展開 序文 1 高機能性微粒子の最近の展開 1 はじめに 2 既存のポリマーの微粒子化 2.1 高分子溶液に外的な変化を付与 2.2 ブロック共重合体の利用 2.3 リビングラジカル重合 3 微粒子生成重合 3.1 乳化重合 3.2 ソープフリー乳化重合 3.3 ミニエマルション重合 4 沈殿重合、分散重合 4.1 沈殿重合、分散重合とは 4.2 超臨界利用による有機溶媒不要沈殿重合、分散重合 4.3 水系沈殿重合・分散重合 4.4 コロイド結晶へ応用 5 新規なモノマー滴作り方法の開発 5.1 マイクロ流路、SPGの利用 5.2 シード重合 5.3 表面グラフト重合 6 無機・有機複合粒子の生成とその活用 6.1 生成方法 6.2 金コロイド微粒子への応用 7 機能性微粒子の応用 2 フォトニック結晶に向けたコロイド結晶の固定化 1 はじめに 2 フォトニック結晶とは 3 コロイダルシリカへのポリマーグラフト 3.1 ポリマーシランカップリング剤の合成 3.2 ポリマーシランカップリング剤とコロイダルシリカとの反応 3.3 コロイダルシリカに結合したポリマー 4 有機溶媒中でのコロイド結晶化 4.1 有機溶媒中でのコロイド形成 4.2 ポリマーグラフトによる結晶化 4.3 溶媒中の水の影響 5 ゲル中へのコロイド結晶の固定化 5.1 マクロモノマーの合成 5.2 形成したゲルの反射スペクトル 6 コロイド結晶ゲルの固化 7 誘電率または屈折率増大へのアプローチ 7.1 フェロセンの応用 7.2 コロイド粒子薄膜の形成 8 まとめ 3 コロイド結晶をテンプレートとした構造色ゲルの作製とセンサーデバイスへの応用 1 はじめに 1.1 ゲルとの出会い 1.2 再びゲルへ 2 ゲルの体積相転移 2.1 タンパク質の折れたたまり問題 2.2 表面にしわをもつゲル 2.3 天秤からモノサシへ 3 分子認識ゲル 3.1 分子認識には何が必要か 3.2 小さな容器でのゲル作製 3.3 NIPAゲル微粒子 3.4 コロイド結晶を直接鋳型に用いると 4 構造色を示すゲル 4.1 コロイド結晶の構造色 4.2 構造色を示すメカニズム 4.3 ゲルの膨潤度と色の関係 4.4 ゲル調製に用いるゲル化溶液のレシピの影響 5 センサーデバイスへの応用 5.1 グルコースセンサーへの応用 5.2 光応答性構造色ゲル 5.3 生命現象に近づく BZ反応への展開 5.4 コロイド結晶を鋳型として調製したポーラスポリスチレン内でのゲルの挙動 4 金属ナノ粒子ペーストの創製と高機能コーティング材料への応用 1 金属ナノ粒子の開発の歴史と用途の概要 1.1 金属ナノ粒子の歴史 1.2 金属ナノ粒子の各種用途(用途と粒子径の関係) 1.3 金属ナノ粒子の種類 2 金属ナノ粒子の調製方法と保護剤の役割 2.1 金属イオンの還元 2.2 保護樹脂とその役割 2.3 脂肪族イオンによる金イオンの温和な還元反応 2.4 金属ナノ粒子の調製方法 3 色材への応用 3.1 金属ナノ粒子の発色メカニズム 3.2 金属ナノ粒子の塗料用着色剤としての応用 4 金属ナノ粒子の電子材料分野への応用―インクジェットによる導電性パターンの形成― 4.1 導電性パターン形成に必要な特性 4.2 銀ナノ粒子ペーストの導電特性 4.3 金属ナノ粒子インクを用いたインクジェットでの直接的導電性パターン形成 4.4 銀ナノ粒子を触媒として利用した、インクジェットによる間接的導電性パターンの形成 4.5 凹溝パターンの形成による線幅の低下に向けた検討 5 今後の課題と展開